語学だけじゃない!実はほとんどの大学生が長期留学に行くべき理由3選
みなさんこんにちは、Naoyaです。前回の記事で短期留学についてお話ししたのですが、今回は長期留学編です。
長期留学というと、半年間とか1年間とか、もしくはそれ以上の期間の留学を指すことが一般的です。「そんなに行ってどうすんの?」「海外の友達いっぱい作ってめっちゃエンジョイしてそう」「行けるのって頭いい人だけでしょ?」未経験者からは意外といろんな意見が右往左往する長期留学。それもそのはず、長期留学のスタイルは行った人の分だけあると言っても過言ではありません!
そこで今回は実はほとんどの大学生が行くべき長期留学の理由3選というテーマで長期留学の魅力を紹介していきたいと思います!これを読めばあなたも長期留学に行きたくなるはず!
長期留学とは?
まずは長期留学とは何かについて説明したいと思います。
長期留学とは半年以上の留学のことを指します。語学留学の場合は海外の大学の附属の語学学校に通ったり、民間の語学スクールに通ったりします。
語学留学以外の留学形態もあり、一例としては、自分が日本の大学で学んでいる分野を海外の大学に学びに行く専門留学もあります。日本の大学であなたが経済学部に在籍しているのであれば、海外の大学で”Economics(経済学)”であったり、”Business(ビジネス)”を学ぶことができます。大学によっては交換留学と呼ばれたりもしています。
前者と後者の違いは、語学留学はその名の通り”語学”を学ぶため、現地の大学生と一緒に学ぶことはありません。世界中から集まった、その言語を学びたい人たちと一緒に語学を学んでいくことになります。
ちなみに筆者も大学2年生の時に約半年間カナダのトロント大学というところに語学留学をしていました。大学附属の語学学校で英語を学んでいたのですが、生徒の国籍は日本・韓国・中国・台湾・ベトナム・フランス・イタリア・サウジアラビア・アイスランド・モーリシャス・ロシア・ブラジル…と多岐に渡ります。
みんな大学生というわけでなく、休職してきている人や退職した後にきている人も結構いました。年齢層もバラバラで当時19歳だった僕がクラスの中で最年少でした。他は30代、40代、それ以上もいて、職種も弁護士だったりお医者さんだったり、超一流企業の人だったり。(今考えたらすんごいクラス、、、)
20人のクラスで日本人は僕含めて3人だったのですが、もう一人の女の子は僕と同じ大学生でもう一人は高校の英語の先生でした。自分の英語力をブラッシュアップしたい!と休職して長期留学に行く方は特に日本や韓国からは多かった印象です。
話が脱線しましたが、語学留学に反して専門留学は学ぶものは語学ではありません。詳しく後述するのでここでは簡単に書きますが、要はあなたの学びたい分野を海外の大学に交換留学生として入り勉強する流れです。
日本語で学んでいるあなたの学部の授業を違う言語で学ぶのでこちらは先ほどの語学留学に比べると難易度が高いのがわかります。そのため各大学でも専門留学に行く際は語学要件を設けているところが多いです。
大学生はみんな長期留学に行け!
ではここからはなぜ大学生は長期留学に行くべきなのか理由を3つ紹介していきたいと思います。
理由1:多文化交流で圧倒的に広がる幅
まず一つ目の理由が多文化交流を通して自分自身の幅が広がるからです。先述の通り、クラスメイトは日本人ではありません。いろんな国からそれぞれ違ったバックグラウンドを持った人たちが一つの空間に集まって何ヶ月も学べるというのはあなたが思っている以上に価値のあることです。
日本では当たり前だと思っていたことが全く通じなかったり、意見が真反対になったり、地域によって思想や価値観が異なったりそんなことの連続です。
時にはクラスでの議論が社会問題の討論に発展したりもするでしょう。中東のテロや内紛の話、ヨーロッパでの人種差別の話、日本での原始爆弾の話、、、なかなかヘビーな話題について自分の意見を求められることもあり、英語で価値観も違うのにどうやって伝えるんや、、、と悶えることもありますが、それも醍醐味のひとつと言えるでしょう。そんな中で自分の持っているものをしっかりと伝えるスキルを身につけ、いろんな意見に耳を傾け、受け入れ、知識として蓄えることが自分自身の成長になるのはいうまでもありません。
よく、「それって1ヶ月ぐらいの短期留学でもやってること同じですよね?」って言われるんですけど正直授業のコンテンツは同じでも内容の濃さは全く別物です。
個人的には短期留学のひとつの目安である1ヶ月という期間は人間関係を形成するで留まってしまうなと感じています。
思い返してみてください。中学校や高校、大学に4月に入学してゴールデンウィークぐらいまでは様子見で過ごしている感覚ありませんでしたか?クラスとしても5月あたりに体育祭や遠足なんかがあったりしてそこでクラスメイトと距離がぐっと縮まる、そんな経験ありませんでしたか?
それと同じで、留学における1ヶ月というのもしっかり腹を割って議論しあえるには短すぎる期間だと個人的には判断しています。上で述べたようなディスカッションの例も人間関係が成り立った上でやっと話ができると思っています。ましてや、他国籍で育った環境が違う者同士だと余計に時間がかかることがあるでしょう。
理由2:英語”で”学ぶ
二つ目の理由が英語で学ぶことができるからです。ここでいう英語で学べるというのは英語をツールとして駆使して何かしらアカデミックなものを学ぶことを指します。大学生の中には、「別に英語が上手くなりたいとかはない」とか「英語はある程度使えるしTOEIC900あるから留学はいいかな(ドヤァ)」ていう学生もいます。ただ、そんな人にこそ留学に行って英語で学んでほしい!!!
例えば、あなたがコンピュータサイエンスを学んでいる学生だとして、コンピュータサイエンスの最先端であるアメリカの大学ではどういうことが学べるのか、興味が湧きませんか?福祉を学んでいる学生なら、福利厚生が良いで有名な北欧の大学のカリキュラムとか気になりませんか?そういったことも学べちゃうのが専門留学なんです。
理由1とも被ってくるのですが、現地の学生と専門分野について学んでいても意見や物事の見方が全然違うので、「あ、そういう考え方があったのか!」「その視点を日本のこういう部分に取り入れたらおもしろそう!」そういう発見がただ日本の大学で4年間学ぶより多くあります。
もちろん日本語ではやりとりができないので時に困難にぶつかることもあると思いますが、その経験は帰国後の大学での活動にも大いに活用できるでしょうし、その分野の職種に就職するとなれば職務にも活用できるでしょう。語学学習を飛び越えた、”専門分野”を学ぶ留学だからこそのメリット言えます。
理由3:今しかいけない
三つ目が今しかいけないからです。長期留学は少なくとも半年、長くて数年を要する留学形態です。社会人になってからだとほとんどの方はそんなまとまった時間を取ることは難しいでしょう。逆に言えば、時間のある大学生のうちに長期留学を経験しておかないとその後一生行けない可能性がかなり高いということです。
これまでに述べてきたように長期留学はあらゆる学生にメリットをもたらしてくれます。人によっては行くと行かないとで人生が全く違うものになる、そんな可能性も秘めています。人はなかなか同じ環境下では変化することが難しい生き物です。4年間のうち半年でも留学に活用し、少しでも学生時代を有意義なものにすることでその後の人生数十年がより良い方向に行くとなれば行くしかないんじゃないでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?以上の理由からほとんどの大学生は長期留学に行った方が良いんです。それぐらい大きな変化をもたらしてくれます。
もちろん、費用や単位、家庭環境などで留学なんて長期どころか3日でも行けないよ、、、という方もいるかと思います。最後は個人の価値観なので、無理矢理にでも行けと言うつもりは毛頭ありませんが、ひとつ言えることは大学4年間というのは期間でいうと人生のほんの一部ですが、自分を形成してその後の人生のベクトルを決める極めて重要な期間でもあります。その短いけどめちゃくちゃ大事な4年間をどう使うか、それによってあなたの人生は大きく左右されると言っても過言ではありません。
留学が全てではないですが、大学生のみなさんには4年間を最大限に有効活用して、是非みなさん自身で何かしら行動を起こしてもらえたら、そんな気持ちで今回の記事を書かせていただきました。それでは。